本文へスキップ

岐阜県加茂郡八百津町で、手刻みによる伝統的な木組みと土壁の家をつくっています。大工職人集団 各務工務店のHPです。ただいま試験運用中

TEL. 0574-45-1240

〒505-0422 岐阜県加茂郡八百津町久田見1734

土壁の家

なぜ土壁なのか

高気密住宅、高断熱住宅がもてはやされる現在、気密性も断熱性も劣る、昔ながらの『土壁』が見直されています。
 なぜでしょうか? 

調湿性能

私たちの住む日本には四季があります。それぞれの季節に良いところがあり、自然を楽しみながら暮らせる事はとても幸せな事だと思います。

しかし季節が移り変わる中で最も不快な時期があります。 それはジメジメ蒸し暑い梅雨の時期ではないでしょうか。

高気密住宅は快適さを重視し、湿気を完全にシャットアウトするために家の中をビニールで囲います。 そしてサッシを閉めきっていれば理論上湿気は入りません。

しかし生活する上で湿気を完全に無くす事は不可能です。

人は当然呼吸をし汗をかきますし、調理の際はお湯を沸かしたり、焼き物をしたりします。お風呂やトイレも必要です。
そうした生活の中で湿気は必ず発生します。換気をしようと窓を開けると、さらに湿度の高い空気が屋内に入ってきます。ビニールで包まれた部屋に湿気が入り込むと、壁や天井で結露が発生し、やがてカビを繁殖させ、喘息や頭痛などの健康被害が出る恐れがあります。(シックハウス症候群)

そうならないため高気密住宅では『24時間365日の永久換気設備』が不可欠となります。

『快適さを追求し叶えるために、省エネには目をつむりましょう』。。。おかしな話です。

そこで見直されるのが土壁です。

土は乾いているときは水を吸い、空気が乾いていれば水分を出す性質があります。当然ですね。
昔の人は、その当然な性能を有効に活用し、壁に土を使うようになりました。

土壁には自然の『調湿性能』があるんです

土壁施工状況


土に、刻まれた藁を混ぜ発酵させる事で、粘り強い土壁になります。

冬場は避け、下地の竹小舞に押し付けながら塗っていきます。

熟練の技術と大変な労力が必要ですが、夏はひんやり、冬はほんのり温かい土壁の家は気持が良いです。


環境にやさしい


竹小舞

柱間の通し貫に、細く割った竹を縄で編んでいきます。
高気密住宅は大量のビニールを使用し、湿気を強制的に排出するため、機械換気設備、エアコン、除湿機等を駆使します。

。。。それって省エネでしょうか? 

使用する時、使用している時、廃棄する時。すべてにおいて環境に負荷をあたえ続けていきます。

自分が快適であればそれで良いのでしょうか?

確かに土壁は気密性に劣りますし、断熱材ほどの断熱効果もありません。 
しかし、使用する時から廃棄するまで環境に負荷をあたえません。土は土に還るだけです。

窓を大きく開けて外気をたっぷり取り込み、四季の移り変わりを楽しみながら生活するのはどうでしょうか。

それこそ環境にも家族にもやさしい家だと思います。

土壁のこれから

こうして利点を挙げてみると、もっと土壁の家が増えてもよさそうですが、大手メーカーは工期の面やコスト、手間の事を考え、ほぼ100%土壁を使わない乾式工法です。

土壁の家が減る事で、技術のある左官職人も激減しています。土壁の泥を作る泥コン屋さんも合わせて減少の一途です。

環境の事を考え、土壁の家を建ててくれる人が増えれば、日本の土壁文化は続いて行きますが、非常に厳しいのが現状です。

高性能な空調設備も気になりますが、土壁の持つ自然のやさしさにも もっと目を向けて頂きたいと思っています。

バナースペース

各務工務店

〒505-0422
岐阜県加茂郡八百津町久田見1734

TEL 0574-45-1240
FAX 0574-45-1258
E-Mail hi※kakamukoumuten.jp※→@